「令和2年7月豪雨」により、被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。また、被災した地域におかれましては、一刻も早い復興を、心より願っております。 働き盛り世代夏 突然の激痛に要注意!! 高温多湿の日本の夏は、たくさん汗をかきます。また、ビール等のアルコール量が増えやすい季節です。発汗や飲酒、水分不足などの条件が重なり、夏に突然の激痛を感じる方が増える!と言われている、ある病気があります。それが『痛風』です。 かつては40代・50代男性に多かった『痛風』ですが、いまや30代が最も多く、20代での発症も増加の一途をたどっています。 『痛風』を知る 『痛風』とは、足の親指の付け根などの関節や足先・耳たぶなどが突然赤く腫れあがり、激痛が起きる病気です。痛みは丸1日ほど続いたあと徐々に和らぎ、1週間程度で治まります。
この腫れや痛みを引き起こしている物質が血液中の尿酸です。
炎症・発作を繰り返していると尿酸の結晶が大きくなり、『痛風結節』が生じ、骨の変形を引き起こすことがあります。また、重症化すると、膝や腕などの大きな関節に発作が起こることもあります。
“高尿酸血症”には主に3タイプがあります。
日本人は、1.尿酸の排泄がうまくいかないタイプが多いとされています。『痛風』患者の9割以上が男性です。その理由には、女性ホルモンは腎臓から尿酸の排泄を促す作用があり、尿酸値は女性のほうが低めであると考えられています。また、尿酸値と肥満は深く関係しており、男性の平均体重が年々増加していることも要因の1つです。 痛みがないから大丈夫? 答えは NO です。
痛風発作は出ていないけれど“高尿酸血症”がある人は、その予備軍も含めると、『痛風』患者数の10倍いるとも言われています。
この“高尿酸血症”、放置しておくと、尿路結石症や腎臓病のリスクが高くなります。また、高血圧や動脈硬化、心筋梗塞などの深刻な合併症を招く恐れもあります。
つまり、男性だけではなく女性の方も、また尿酸値7.0mg/dL以下であっても急激に数値が上がった方や尿酸値がやや高めで経過している方は、今生活習慣を見直し改善していくことが大切です。 尿酸値を下げたい! ポイント① 肥満を改善しよう! ポイント② アルコール量は種類に関係なく減らそう! ポイント③ 水分補給は1日1.5~2リットルを目安に! ポイント④ 軽めの運動を続けよう! ポイント⑤ プリン体が多い食品を知ろう! 最後に・・・ 今年の夏は、感染予防対策を行いながら過ごす夏。 ※今回の記事は以下を参考にいたしました。
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