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疲れたときには要注意!!
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年度末を控え、忙しい日々を過ごしておられる方も
多いのではないでしょうか。
そのような疲れがたまりやすいときに注意してほしい
病気があります。今回は『帯状ほうしん』に関するお話です。
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★ 帯状ほうしんについて ★
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帯状ほうしんは、多くの人が子どものときにかかる
水ぼうそうのウイルス(水とう・帯状ほうしんウイルス)によって
起こる病気です。
このウイルスは、水ぼうそうが治った後も身体の神経節と
呼ばれる部分に潜んでいて、免疫力が低下したときに
活動を再開し、帯状ほうしんを引き起こします。
以前は高齢者に多い病気でしたが、最近では若い年代にも
増えているといわれています。
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★ 症状と経過 ★
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帯状ほうしんになると、神経の流れに沿った帯状の赤いはん点や
水ぶくれといった皮膚の症状とともに痛みが起こります。
【経過】
①皮膚にチクチクするような痛みやかゆみなどが現れます。
帯状ほうしんは胸やお腹、背中に起こることが多いですが、
顔や手足など全身いずれの場所でも発症します。
②痛みを感じた場所にブツブツとした赤いはん点ができ、
水ぶくれとなって帯状に広がります。
③水ぶくれが“かさぶた”となり、皮膚の症状はおさまります。
ほとんどの場合、皮膚の症状が消えるとともに痛みも
無くなります。
このような症状は身体の左右どちらか片側だけに起こり、
1度に2ヶ所以上の場所に現れることはほとんどありません。
痛みが起こり始めてから“かさぶた”が治るまでは
約3週間から1ヶ月程度かかります。
~痛みが消えない?!~
炎症が強く神経が傷ついた場合は、皮膚の症状が消えても
痛みが消えずに、痛みが慢性的に続く帯状ほうしん後神経痛に
移行することがあります。
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★ 原因と予防 ★
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帯状ほうしんは、身体の免疫力が低下することで起こります。
免疫力が低下する原因には、過労や大きなストレス、ケガ、
病気などがあります。
無理をしないで栄養と睡眠を十分にとり、
規則正しい生活を心がけて免疫力の低下を防ぐことが大切です。
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★ 治療 ★
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ウイルスの増殖を抑制する「抗ウイルス薬」と、
痛みを和らげる「消炎鎮痛薬」が代表的な治療方法です。
尚、帯状ほうしんの痛みは、冷やすとかえって強くなるため、
なるべく温めるようにします。
早期に治療を行うことは症状の悪化を防ぎ、
皮膚や神経のダメージを軽くすることに繋がります。
「帯状ほうしんかも?」と思ったら、できるだけ早く皮膚科を
受診して、治療を始めるようにしましょう。
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★ 帯状ほうしんってうつるの? ★
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帯状ほうしんは、自分の体内に潜んでいたウイルスが
再び暴れだすことによって起こる病気であるため、
他の人にうつることはありません。
しかし、水ぶくれの中にはウイルスがいるため、水ぼうそうに
かかったことのない人はウイルスに感染して、水ぼうそうを
発症する可能性があります。
“かさぶた”に変わるまでは感染する可能性があるため、
それまでは水ぼうそうにかかったことのない人との接触は
避けるようにしましょう。
また、患部との接触によってウイルスは感染するため、
患部をガーゼでしっかり覆う、患部を触った後の手洗いの
徹底などを行い、他の人への感染を予防しましょう。
尚、水ぶくれが全身に点々と広がっている場合は、空気感染を
起こすようになりますので、詳しい感染の予防方法に
関しましては、医師に確認するようにしましょう。
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★ 最後に・・・ ★
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免疫力が低下した状態は、帯状ほうしんの他にも病気や
体調不良などを引き起こしてしまうこともあります。
忙しい日々の中でもしっかり休息をとり、疲れをためないように
していきましょう。
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