暑い日が続いています。小まめな水分補給、しっかり休息、栄養バランスを整えて、夏バテを予防していきましょう! ニューノーマルから考える、働き方とICTと健康 新型コロナウイルス感染症の流行拡大は、当たり前だった日常を「変える」ことが求められ、“新しい生活様式”や“ニューノーマル(新常態)”という言葉を耳にするようになりました。 その中の1つに「働き方」があります。 コロナ禍以前より働き方改革が推進されてはいましたが、Withコロナによる感染リスク低減のために、テレワークの推進がさらに推奨されるようになりました。 この働き方には、ICTの活用が必要不可欠です。 そこで、今月はニューノーマルな働き方に関するあるアンケート調査の結果とともに、『健康とICT』に関するお話です。 コロナ禍における働き方とその質の変化に注目 九州・福岡健康経営推進協議会※で2020年10月に実施したアンケート調査では、209名の回答を得ました。
また、調査の中で、“出張が減り時間が取れるようになった”“通勤にかかる時間が減った”“家庭の条件に合わせて仕事がしやすくなった”という声が聞かれ、時間の使い方や働き方に余裕が生まれ効率化が図れているようです。
一方、“オンラインの方法を新たに覚える必要がある”“これまで通りの働き方ができなくなった”など、業務を遂行するために新たな方法を覚えることが求められ、ルーティン化されていた業務をコロナ禍の状況に合わせて対応しなければならないことへの負担感もあるようでした。 さらには、働き方の変化が個人と組織のパフォーマンス改善に十分につながっていない可能性や、先行きのみえないコロナ禍への対応は、個人の対応力に依存する部分が感染拡大初期には大きかったことも示唆されました。
※九州・福岡健康経営推進協議会について 長引くコロナ禍、ICT活用の中での健康を考える 『ニューノーマルな働き方』は、ICT活用に伴い、時間の効率化や時間の使い方に変化が生まれた反面、新たな作業や業務が生じたことによって、プラスもマイナスももたらしたといえます。
コロナ禍でのICTと健康との関係性も同じかもしれません。
※インフォデミックとは・・・ 信頼性の高い情報とそうでない情報が入り混じり、不安や恐怖と共に急激に拡散され混乱をきたす状況のこと。1) そこで、ICTとは健康のことも意識しながら上手に付き合っていけることが大切ですね。 健康的にICTと付き合うために・・・ その1:規則的な生活リズムと活動量維持の工夫を! 動画を活用し体操や運動をする、調べた料理レシピにチャレンジする、夜は心が落ち着く音楽をかけるなど・・・ ICTをうまく活用してメリハリをつけて過ごしてみませんか? 寝る直前までの携帯電話やパソコン使用は、睡眠の質を低下させる原因になりやすいので就寝前は使用を控えましょう。 その2:ヘルスリテラシーを高めよう 「ヘルスリテラシー」とは、健康に関する様々な情報を入手し、理解し、活用する能力のことです。2) 質の高い健康情報を得るための参考に! その3:「つながり」も大切に! ソーシャルディスタンス、テレワークの推進などの感染予防対策で、コミュニケーションが減少し、メンタルヘルスへの影響が危惧されています。 ICTは上手に活用すれば、いつでもどこからでも気軽に人とつながることができます。コミュニケーションツールを活用し、定期的なWEBミーティングや家族や友人とのリアルタイムでの つながりを積極的に取り入れてみましょう。つながることに対して限定的、回避的になっていないか振り返ってみる機会をもつことも大切かもしれません。
コロナ禍で不安やストレスについてはこちらも参考に。 ↓ ↓ こころの耳 新型コロナウイルス感染症対策(こころのケア) https://kokoro.mhlw.go.jp/etc/coronavirus_info/ その4:ICTを使用する環境を整えよう! 部屋の照度やディスプレイの明るさも調整しましょう。 また、椅子には深く腰をかけ、背もたれに背を十分にあて、足裏全体が床につくような姿勢が理想です。 作業中は小まめに休憩をとり、作業が長時間にならないように気をつけましょう。 最後に・・・ ICTの活用は、新型コロナの感染拡大をひとつの契機として、今後ますます積極的に活用されていくと考えられます。 その流れで、働き方だけではなく、健康や生き方に関する捉え方も変化していくのではないかと考えられます。 ツール(方法)の変化に合わせて、ルーツ(根源の意味)も柔軟に変化させていくことでニューノーマルが形作られていくのかもしれません。 ※今回の記事は次の資料を引用・参考にして作成いたしました。
1)総務省HP 令和2年情報通信白書 一般財団法人日本予防医学協会 |
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