バンデューラは、自己効力感を高めるための4つのポイントをあげています。
〇達成経験 バンデューラがもっとも重要視したのが達成経験です。 自分で行動した結果、達成できた、成功したという経験の積み重ねが自信につながり、自己効力感を高めていきます。
〇代理経験 自分の達成経験だけではなく、他者が達成したことやそのプロセスを観察して、自分にもできそうだと感じることです。 そこから自分の達成や成功をイメージすることで自己効力感が高まっていきます。
〇言語的説得 自分には能力があると周囲から説明をされたり、励まされる体験を得ることで、自分にもできるのではないかという感覚が養われ、自己効力感が高まることにつながっていきます。
〇生理的情緒的高揚 苦手で難しいと感じている状況を克服できた体験は、苦手意識を克服するだけではなく、達成経験をより強いものとして感じることができます。
自己効力感をエネルギーにして行動した結果、達成や成功した経験を積み重ねることで自己肯定感も高まり、相乗効果も期待できます。 また、自己効力感を高めることは、中長期的な視点で能力開発や生産性の向上にもつながっていきます。
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