音楽療法とは、音楽の持つ様々な効果を活用して心身障害の改善やQOLの向上を目指す治療法で、子どもから高齢者まで幅広い年代に活用されています。
■児童施設や介護施設などで 苦手な動作・嫌いな作業などを行う時に、音楽を聴いたり、音楽に合わせたりしながら行うと、楽しみながらクリアできるようになります。 病気、怪我、その他さまざまな理由で積極的に体を動かせない方も、音楽を聴きながら首や頭を軽く動かしたり、歌ったりすることで運動したときのような解放感やエネルギーの消費が期待できます。
■認知症の周辺症状の緩和として 認知症によって引き起こされる不安や緊張が音楽の効果で緩和されたり、音楽療法の時間やその後は表情が豊かになる方が多いようです。また、音楽を聴いたり歌うことで、脳が活性化し、気持ちが明るくなり精神面でも良い効果が現れることが報告されています。
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