従来、パソコンなどの機器を使用する作業の労働衛生管理については、厚生労働省より「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドラインについて」が示されていましたが、令和元年7月付で「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」に改訂されました。 この背景には、冒頭にお示したような情報社会の確立に伴って、ハード・ソフト両面の技術革新が進んだことにより、パソコンだけでなくタブレットやスマートフォンなどを使用した作業を行う方が増えたことが挙げられます。 このガイドラインには、作業による疲労、目(視覚)への影響、肩こりや腰痛など(筋骨格系疾病)への影響、メンタルヘルスなどのリスクを低減するためのヒントが数多く示されています。 それらのヒントとは、大まかに言えば、作業を行う際の環境に関するもの(作業環境管理)や作業を行う条件に関するもの(作業管理)、健康の維持に必要なもの(健康管理)に分けることができます。 昨今のコロナ禍において、在宅勤務となった方も多くいらっしゃると思いますが、このガイドラインのヒントに沿ってご自身の作業する環境を今一度見直してみましょう!
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