厚生労働省の示す指標では、節度ある適度な飲酒は1日平均の純アルコール量で『20g程度』です。ビールは中ビン1本、7%酎ハイ・レギュラー缶1本、ワイングラス2杯程度が『20g』相当となりますね。9%酎ハイ(いわゆるストロング系)は、レギュラー缶1本で適切な飲酒量を超えてしまいます。
一方、アルコールの代謝能力が低いとされている女性や高齢者、飲酒後に顔面紅潮・動悸・頭痛などのフラッシング反応を起こす人は、半分の『10g程度』が推奨されています。
では、アルコールの摂取量が多すぎた場合、体や心にどんな影響があるのでしょうか?一部ですが書き出してみました。アルコールは全身に影響があることが分かっていただけるかと思います。
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